サブ3に向けて11 静岡大井川TRIAL MARATHON

2021年8月15日

こんにちは、パセリです。今回の記事は2021年3月21日に出場した、静岡大井川トライアルマラソンについての記事になります。悪天候の中、まさかの好タイムでゴールできて、サブ3に向けて自信を深めた大会になります。ぜひ最後までお読みください。

1.初の悪天候の大会

これまでハーフマラソンを8回、フルマラソンを2回走っていましたが、ほぼ好天に恵まれていました(2018年の福知山マラソンでは霧のような雨が降っていましたが、雨具なしでも十分走れる程度でした)。ところが静岡大井川トライアルマラソン当日の3月21日は一週間ほど前からかなりの悪天候の予報が出ていました。

Twitterのフォロワーさんからキャップ・サングラス・レインコートやゴアテックスの靴下があればいいこと、キャップとシューズには防水スプレーをかけておくといいこと、を教わり(残念ながらゴアテックスの靴下は用意できなかったのですが)、準備することができました。この場を借りてアドバイスくださったフォロワーさんに改めてお礼申し上げたいと思います。

2.当日スタートまで

掛川で一泊して当日の朝島田市に移動。雨も風もかなり強く、走る前からもう好タイムを目指すのではなく翌週のなにわ淀川マラソンに向けての練習の位置付けでしっかり完走しようと思ってました。

移動中の電車の中で、10kmのコースを2往復+αの予定だったのが5kmのコースを4往復+αに変更になったことを知りました。同じところを何度も行ったり来たりするのが嫌いなので、がんばって走ろうというモチベーションが低下しました(5km4往復が嫌がるほどではないことは走ってみてわかりました)。

そして島田駅から会場の島田市陸上競技場に着いたのですが……

  車道も歩道もトラックも川状態で足を濡らさずに移動するのは不可能でした……

スタート前から靴下がびしょ濡れになってしまい、もうモチベーションはゼロどころかマイナス、一緒にエントリーした職場の同僚と雑談しながらアップできたので気が紛れたのが救いでした。

3.最初の10km

2021/3/21 スタート〜10km

既に述べたようにまず5kmのコースを4往復するのですが、その往路が強い向かい風、逆に復路が強い追い風になります。最初の1kmを4:18くらいで走っていますが、「まあそんなもんかな」という印象でした。

そこからタイムが落ちるどころか追い風区間では4:10を切ったりもしていたので、10km走ったところでようやく「いいペースで走れているな」と思いました。

このペースでゴールまで走り切ればサブ3なのですが、あまりの悪天候でそもそもサブ3で走ろうという意欲が全くなかったのも既に述べた通りです。今振り返ればサブ3を目指す気がなかったことが、無理のないペースで走り続けることができた大きな要因だったと思います。

4.10km〜20km

2021/3/21 10km〜20km

ガーミンのデータを見ると16km以降、タイムが下り始めていたようです。たぶんサブ3を目指していたら、このラップタイムを見て焦っていたと思います。でも、繰り返しになりますが、そもそもサブ3を目指す気がなかったので4:20を上回るラップタイムを見ても平常心で淡々と走り続けることができました。

5.20km〜30km

2021/3/21 20km〜30km

もうサブ3ペースでは走れなくなっています。でも走っている時には、この悪天候の中、まだ4:30を切るペースで走れている、とこのタイムもポジティブな気持ちで受け止めていました。

6.30km〜ゴール

2021/3/21 30km〜ゴール

さすがに30kmを過ぎるとラップタイムが4:30を上回るようになってきました。ですがそもそも最初から最後まで4:30ペースで走っても自己ベストを大幅更新することになります。30kmまでその4:30よりも速いペースで走っていたので心理的にも余裕を持って走ることができていました。

35km以降何人かのランナーさんに抜かれて、「力のあるランナーはちゃんと最後に力を残しているなぁ」とぼんやり考えながら走っていました。

7.ゴール後

公式のネットタイムはなんと!

  3時間03分09秒!

2019年の福知山マラソンのネットタイムを18分以上更新する好タイムでした! 3時間10分程度で走れたら上出来だと思っていたので、自分でもびっくりの好タイムだったのですが……

スタート時と変わらず雨と風は激しいまま。まだ職場の同僚は走っていたのですが待っていられるような状況でもなく、とにかく荷物を回収してびしょ濡れのまま傘もささず会場を後にして島田駅まで移動しました。

そして島田駅でようやく濡れた衣服や靴を着替え、掛川駅へ移動してようやく一息つくことができたのです。

8.最後に

掛川駅で昼食を取ったのですが、そこで初めて予想外の好タイムで走れた実感が湧いてきました。何よりそれまで自分とは遠い世界だと思っていたサブ3が、急に現実味のある目標だと感じられるようになったのです。

ところで、どうやら当日現地には大雨洪水警報?が発令されていたようです。一緒にエントリーした同僚は多くのフルマラソンの経験がある猛者ですが、それでもこの日の強い風雨は初めてだと言っていました。そんな悪天候の中フルマラソンを走ったことそのものが今ではいい思い出です。

それから、好タイムばかりを強調していますが、3度目のフルマラソンで初めて止まることも歩くこともなく、本当に「完走」できました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!