サブ3前夜9 初のフルマラソン

2023年8月21日

こんばんはこんにちは。パセリです。今回は初のフルマラソンの顛末を記していきたいと思います。少し長めの記事ですが、ぜひとも最後までお読みください!

1.そもそものきっかけ

今回も大げさな見出しでスタートしました。特に何かのきっかけがあったわけではありません。ただ、40代も後半に差し掛かり、

  そろそろフルを走らないと、一生フルを走らないのではないか?

という疑念が生まれました。

そこで神戸マラソンと大阪マラソンにエントリーしたのですが、見事にどちらも落選しました。この手の抽選に当たったことがほとんどないんですよね。で、そんな抽選向いてないランナーにおすすめなのが

  福知山マラソン

です!

2.大会当日まで

2018年6月にわかさあじさいマラソン(ハーフ)を走ってから、

  • 2018年6月 108.4km(わかさあじさいマラソン含む)
  • 2018年7月 38km
  • 2018年8月 60.3km
  • 2018年9月 78.9km
  • 2018年10月 176.4km

という距離を走りました。今振り返っても、帳尻合わせ感MAXですね。

ところでこの頃の自分はまだ、ランニング=とにかく全力で走り続ける、と勘違いしたままです。

もちろん初のハーフマラソンではスタートから全力で突っ込んで、無事撃沈しました。

そんなデタラメなランナーの初のフルマラソンはいったいどんな結末を迎えるのか!

3.大会当日

まずは結果から。記録は、

  3時間48分13秒(グロスタイム ネットタイムは3時間43分38秒)

でした、それではここからレースの詳細、5kmごとのラップタイムを記していきます。

公式の記録によると、

  • スタート〜5km 23:05
  • 5km 〜10km 21:35
  • 10km 〜15km 22:11
  • 15km 〜20km 22:44

前半は順調に走れていたような感じですね。中間点のタイムもネットタイムで1時間34分34秒なので、この年の6月に走ったわかさあじさいマラソンのゴールタイム(1時間34分40秒)よりもいいタイムで通過しています。

それでは後半です。

  • 20km 〜25km 23:01 タイムを見る限りはまだそこまで落ち込んでいないですね。
  • 25km 〜30km 25:03 この5kmでキロ5分ペースを上回ってしまいました。

実は25kmくらいから足、特にハムストリングスの張りが酷くて売り切れ状態になっていました。25km過ぎくらいのエイドで立ち止まってエネルギーを補給したのですが、時すでに遅し。

というよりも、エネルギー云々ではなくこの当時はハーフを走り切るだけの足しかなかったということなのだと思います。よくフルマラソンは30kmの壁と言われますが、自分にとってはハーフが壁だったのです

  • 30km 〜35km 31:43 ここで一気にキロ6分ペースを上回りました。
  • 35km 〜40km 39:01 もう足は全く残ってませんでした。
  • 40km 〜ゴール 15:15

30kmは歩いたり走ったり、時折立ち止まって屈伸運動して、なんとか動かなくなった足を前へ前へと運んでいました。ちなみに福知山マラソンといえばラストの激坂で有名ですが、この時の自分にとっては平坦だろうが上り坂だろうが足は動かなかったので、坂の印象は全く残っていません。

4.初のフルマラソンのゴール

上記のようなフルマラソンを果たして完走と呼んでいいのか? 自分にはわかりませんが、とにかくリタイアせずゴールはしました。走り終わった後は本当に足が動かなくなり、ゴールから荷物置き場の体育館まで、ものすごく時間をかけて移動したことを覚えています。

ただ、後半ほぼ歩いたことに対する悔しさや落ち込みといったネガティブな感情は一切なく、人生で一度は走りたいと思っていたフルマラソン、その最初の挑戦できちんとゴールまで辿り着いたことについての満足感しかありませんでした。

と同時に、いつか立ち止まったり歩いたりせず、42.195kmを最後まで走り通せるようになりたいなあ、という願望が生まれました。

2007年の秋から走り始めて11年、こうして自分の人生初のフルマラソンは幕を閉じました。

5.振り返り

最後に今の自分が当時の自分を振り返ってどう思うか、を述べてみたいと思います。

第一に、そもそもフルマラソンに耐えるだけの足ができていませんでした。

25kmくらいで足が売り切れになったことはすでに述べた通りですが、2018年の11月まで月間走行距離が100kmを超えたこともあまりなく、一度のランで20km以上走った経験も大会以外ではほとんどありませんでした。もちろん世間で言われているフルに向けた30km走なんてやったことはありませんでした。

第二に、補給食についての知識がなさすぎました。この時はV○○Mの顆粒のものを4袋ほど持っていき、走る前に1袋、あと適宜走行中に摂取する予定でした。

お察しの通り、顆粒状のものは走行中の摂取には全く向いていません。なので、エイドで立ち止まって口に含んだ顆粒を水で流し込む必要がありました。今はゼリー状の補給食を利用しています。

また、V○○Mは脂肪の代謝を高めてエネルギーに替えてくれる(と自分は理解している)のですが、正直エネルギーそのものを補給できるものがより良いのではないかと思っています(V○○Mを非難しているのではありません)。当たり前ですが、補給食は成分をきちんと確認して用意すべきです。

そして、25km付近での摂取は明らかに遅すぎでした。補給食は疲れを感じる前に摂取するよう、走る前にどのタイミングで口にするかを計画的に決めておく必要がありました。

以上2点、今振り返って感じることです。しかし、これ、走り終わってからしばらくこんな反省まったくしなかったんですよねー。それも自分らしいといえば自分らしいと思います。

以上、少し長くなりましたが初のフルマラソン、2018年11月の福知山マラソン出場記でした。最後までお読みくださり、ありがとうございます。