ピッチ180試行中
こんにちは、パセリです。今回の記事は現在進行形で試している、ピッチ180を意識した走り方についてまとめたものになります。
1.ピッチ180を意識するとは
この記事をお読みのみなさんなら説明の必要もないと思いますが、ピッチとは普通、歩数/分で示される数値です。ですので、ピッチ180とは1分あたり180歩で走っていることを意味します。
で、この記事でいう「ピッチ180を意識」とは、どんな練習・スピードであってもピッチ180で走ることを意識することを言っています。
2.なぜピッチ180を意識するのか
ズバリ、ランニングエコノミーの良いランニングフォームを身につけるためです!
職場のせんぱい(職場のせんぱいはこちらの記事に登場します。自分がサブ3を目指すきっかけを与えてくれた人物です)からトレーニングの基本的な考え方についての資料をもらったのですが、そこには、
すべてのトレーニングを180歩/分のピッチで走ることを目指す
と書かれていました。
???
ランニングの理論や知識が皆無の自分にとってはまったく意味不明で、ピッチ(さすがに言葉は知ってた)はゆっくり走れば少なくなるし、速く走れば多くなるのが普通じゃないのか? と思ったのです。
で、せんぱいに教えを乞うたわけです。
ゆっくり走るとピッチが落ちるんですけど、どうやってピッチ180で走るんですか?
ゆっくり走る時は歩幅を狭くしてちょこちょこと走る。スピードに合わせて歩幅を広げるようなイメージでやってみるといいですよ!
どうしてゆっくりでもピッチ180がいいんですか?
ピッチ180で歩幅を狭くして走ろうと思うと、股関節と膝関節を動かさないとピッチは180にならないです。つまりいつもピッチ180で走ることで股関節と膝関節の動きで走るフォームが身につきます!
逆に、ゆっくり走るときにピッチが少なくなっているということは、地面を蹴って進んでいるので、距離が長くなると、地面を蹴った疲労が足に蓄積してしまうんです!
実際にはもっと詳しい説明だったのですが、要点を簡潔にまとめるとこんな感じでした。
3.ピッチ180を意識する前は
本題に入るその前に……自分のこれまでの主なランニングのピッチを振り返ってみましょう。
まず最初に2021年2月21日、京都マラソンのイベントで5000mを走った時のピッチです。最大208というのはスタート直後で、それを除けばほぼ一定のピッチだったんでしょうか?(当日の詳細はこちら)
これは2020年11月1日の鴨川エコマラソン(10km)のピッチです。平均で181、後半スピードが落ちてくるとピッチを上げて粘っている感じでしょうか?(当日の詳細はこちら)
これは2020年12月27日の大阪チャレンジマラソン(ハーフ)です。この日は珍しく序盤を抑え目に入って、15km以降ペースアップできた大会です。前半のピッチが少なく、後半ピッチを増やしてペースアップしたみたいです(当日の詳細はこちら)。
そしてこれが2021年3月28日のなにわ淀川マラソン(フル)のピッチです。やはり序盤はピッチ抑え目、終盤でスピードが落ちたのをなんとかピッチを上げてカバーしようとしていたようです(当日の詳細はこちら)。
ピッチを意識する前は、5kmや10kmの距離を走る時には初めから多めのピッチになっていて、ハーフやフルではピッチを少なめにしながら後半ピッチを上げている傾向があるようです。
4.ピッチ180の実践
というわけでピッチ180のイメージとして、
スピード練習に取り組む時と同じピッチで足を動かす!
ようにしました。最初のうちこそ、歩幅を小さくちょこちょこという感じだったのですが、何度か取り組んでつかめたのは……
着地した足をすぐ前に出す!
でした。歩幅を小さくちょこちょこ、はあくまでイメージで、着地した足をスムーズに前に出せないとピッチ180にはなりません。そのためには……
股関節と膝関節をきれいに動かす必要がある!
のです。きっとこれが、ランニングエコノミーの良い下半身の使い方なんでしょう。
副産物として、ゴリゴリの踵着地だった自分が、いわゆるミッドフットを意識しながら走れるようになりました。あくまで意識であって、実際にできているかどうかはわからないのですが。
それでは、一例だけですがピッチ180を意識してからの例を示します。
2021年6月5日にサブ3ペースで30km走った時のピッチです。上記のハーフやフルとは異なり、最初から最後までほぼ一定のピッチになっています。
この日はサブ3ペースで走ったにもかかわらず、ガーミンによれば心拍数も最大で164までしか上がっていませんでした。もちろん気候など他の要因もあるでしょうし、そもそも信号待ちでストップしながらなので一概には言えないのですが、自分にとってはピッチ180を意識して走ることで負担が軽減されている気がします。
5.今回のまとめ
ということで現在試行中の、常にピッチ180を意識して走る、についての記事になります。ところで、この記事をまとめるにあたって少しピッチ走法について調べてみたのですが、自分の体感とは逆に、ピッチをあげるために足と腕を動かすので心拍が上がって体力を消耗するみたいなんですね。
確かに、特に右肩にすぐ疲れがたまるなあとは思っていたんですが。でも心拍が上がるとか体力を消耗するとかいう実感はあまりないんです。
この記事の冒頭で述べたとおり、ピッチ180を意識することでランニングエコノミーのよい効率的なランニングフォームになっているかどうか、秋から冬のマラソンシーズンの結果で検証してみたいと思います。
もしもピッチ180の徹底でハーフやフルの成績が向上していたら、このブログで大々的に喧伝できるのですが、そうなっているといいなあ、と思っています。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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