asics METASPEED EDGE TOKYO レビュー!

asics metaspeededgetokyo

こんにちはパセリです。以下の記事で述べていたように、asicsの2025年夏METASPEEDシリーズの新作、EDGE TOKYO(以下TOKYO)を購入しました

別のこちらの記事で述べた通り、購入後1週間まるまるランニングをさぼっていたのですが、ようやくTOKYOで走ったので、その使用感などもろもろを記事としてまとめます。なお、METASPEED EDGE PARIS(以下PARIS)と同じでシューズの知識に乏しい1ランナーのただの感想で、レビューというのはほぼタイトル詐欺です。そのことを踏まえてお読みいただければ幸いです。

PARISとの比較ー外観

TOKYOのカタログスペック的なことは雑感で触れているので、この記事ではPARISと比較してみます。

横から見ると、

upper:tokyo / lower:paris

画像の通り、ソールのかかと部分、PARISよりもTOKYOの方が上の方で後ろへ張り出しています。

次の後ろから見ると、

right:tokyo / left:paris

ソールの形状の違いは一目瞭然です。PARISはオーソドックス?な形状ですが、TOKYOは横(と後ろ)に張り出した大きなソールの上にアッパーが乗っかっているような形状をしています。

最後に裏面。

upper:tokyo / lower:paris

後述するようにPARISよりTOKYOの方が土踏まず付近がタイトな作りになっていますが、画像を見る限り視覚的に違いがわかるほどではありません。逆に言えば、視覚的にはわからないほどの違いに大きな意味があるといえるのかもしれません。

PARISとの比較ー実走

8月18日(月)、東寺ハウジングフィールド西京極(西京極サブトラック)でTOKYOとPARISそれぞれ4000m走って比較してみました。

1本目がPARIS。

2025 8/18 4000m metaspeededgeparis

2本目がTOKYO。

2025 8/18 4000m metaspeededgetokyo

画像を見ればわかる通り、TOKYOで走った2本目の方が速く走れたのですが、自分がデータを振り返って驚いたのは心拍数の違いです。画像に示された平均心拍数はPARISが176、TOKYOが164とTOKYOの方が低いのが一目瞭然ですが、画像に示されていない最大心拍数で比較するとPARISが190まで上がったのに対してTOKYOは170でした。

以上のことは、PARISの1本目はアップジョグの直後だったのに対してTOKYOの2本目は1本目から30分以上休憩してから走ったことを考慮して考える必要があります。が、数字だけ見ればPARISよりTOKYOの方が心拍に負荷をかけずに速く走ることができました。

上記のデータから見える話から離れて、実際に履いてみた感覚的な面から比較すると、すでにYouTubeにアップされている多くの動画で指摘されていることですが、PARISよりもTOKYOのソールの方が明らかに土踏まず付近を細くタイトに作ってあります

恥ずかしながらこのTOKYOのソールのタイトな細さ、8月2日のMETA:Time:trialsでレンタルした時にはまったく感じませんでした。ブログ主はそれくらいシューズを含めたグッズには鈍感なのですが、この日のように履き比べてみるとさすがに気付きます。そして自分にとってはTOKYOのようにタイトな作りの方がいい具合に足にフィットすると感じました。

もう1点。この日は400mをおおむね91〜93秒台で走ったのですが、2本目のラスト1周だけ意図的にペースを上げ、タイムは92.24でした。PARISでは逆に意図的にペースを上げなかったので比較はできないのですが、META:Time:trialsでラスト1周76秒台で走れたことはレースレポートでも雑感でも触れた通りで、これはPARISを履いている時にはなかった感覚です。

PARISとTOKYOの比較をまとめてみると、1.少なくともこの日はTOKYOの方が楽に、速く走ることができた 2.ソールがタイトに作られていてブログ主にとってはPARISよりも好みのフィット感だった 3.TOKYOの方が簡単にスピードが上がる の3点が指摘できそうです。

8月21日(木)のPR

PARISとの比較を行った3日後、西☆練の西京極外周8周走でも使用しました。こちらはラップデータを示します。

2025 8/21 PR metaspeededgetokyo

COROSの計測に誤差があって実際にはこれで10km、つまり実際のペースを正確に表している訳ではありませんが、この日もペースの上がり方に着目したいと思います。

この日は4:15/kmスタート(実際にはそれよりも少し速かった)で5km以降少しペースを上げるつもりでした。が、実際にはもう5kmのラップからペースが上がり始め、最後はスタートより30秒以上ペースが上がりました。

ただ、この日と同じメニューだった8月7日(木)のデータと比較すると、

2025 8/7 PR metaspeededgeparis

8/7の方が前半ゆっくりとはいえ、最後のペースの上がり方は誤差の範囲と言えなくもありません。しかも、8/7に使用したのはPARIS。10kmPRについては、PARISに対するTOKYOの優位性が明らかとは言えそうにありません。

とはいえ、TOKYOがペースを上げやすいシューズだという一つの資料として、8月21日のデータをお示ししておきます。TOKYOがペースを上げやすい、という点については次項で述べます。

ペースの上げやすさ

8月2日のMETA:Time:trialsのラスト400m、8月18日の4000mのラスト400m、8月21日の西京極外周8周走のラスト1km、たった3回ですが、TOKYOで走ると体感的にはペースが上げやすいように感じます。

特に8月2日のMETA:Time:trialsで感じたのですが、ペースを上げるためにストライドを広げて接地すると、意識的に踏み込もうとしなくてもソールがぐっと沈んで反発が生じ、前への推進力が生じたように思いました。

ブログ主はゴリゴリのかかと接地なのですが、かかとが沈んで強い反発が生じるという感覚をここまで強く感じたのはTOKYOが初めて、PARISはもちろん、これまでのMETASPEEDシリーズのいずれにもなかった感覚でした。

もちろん、これはブログ主がシューズの能力を感じ取る能力に乏しいだけで、初代からPARISまで、特にPARISにはすでに備わっていた能力かもしれません。しかし、少なくともブログ主にとってはTOKYOのソールから感じ取れる推進力は、PARISとはまったく違うシューズだと感じさせてくれるものでした。

サイズ感について

TOKYOを購入する際に一つ不安に感じたことがサイズ感でした。

2024年12月19日の西京極外周8周走で初めてPARISを使用した際に右足の第二趾の爪が内出血したことはこちらの記事で少し触れています(記事内ではPARISを使用したことは述べていません)。その後、PARISを使うたびにいつも右足第二趾にちょっとした痛みがありました。

一方TOKYO。8月2日のMETA:Time:trialsでは右足ではなく左足の第二趾の爪が少し痛みました。が、PARISのように内出血するほどではなく、当日中に痛みも消えました。

それを踏まえ、直営店抽選販売の申し込みの際には0.5cmサイズアップするかどうか非常に悩みました。そして結局いつも通り27.5cmで申し込み購入ました

さて、8月18日の4000m×2ではやはり右足第二趾に痛みが生じて数日続いています。

ところが、8月21日の西京極外周8周走後、右足にも左足にも特段の痛みはありませんでした。あくまで推測ですが、8月18日練習後の右足第二趾の痛みはTOKYOではなくPARISが原因だったかなと思っています。

結論として、まだ2回使用しただけですがサイズアップせずに購入してよかったと思っています

蛇足ながら、某有名ランチューバーさんがTOKYOのレビュー動画で0.5cmサイズダウンしてもいいかも的なことをおっしゃっていて、同意するコメントもたくさんついていたのですが、少なくとも自分はサイズダウンの必要性は感じていません。

最後に

まだレンタル含めて3回使用しただけですが、ブログ主にとってはTOKYOはPARISから大きく進化したシューズという印象です。ここまで述べてきたことの繰り返しになりますが大きく2点、まずペースを上げやすいこと、そして足のどこかに痛みを抱えながら走る不安を抱えずに走ることができること。

もちろん、長い距離を走ってみたわけでもなければ大会等で使用したわけでもないので断定的なことは言えません。しかし、1点目のペースの上げやすさについてはこちらの意志通りに反応してくれるシューズという印象ですし、2点目についてはPARISに感じていた大きな不安=不満が解消されていて大満足です。今は早く大会で使ってみたいという思いしかありません。

おすすめです! と言いたいところですが、公式オンラインストアでは8月22日現在、28.5cm以上のサイズしか残っていません。昨年のPARISは秋に再販、冬に新色のスケジュールだったと思うので、購入をお考えの方は参考にしていただければと思います。

ブログランキングに参加しています。よろしければ以下のバナーをクリックして応援よろしくお願いいたします!

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへにほんブログ村 その他スポーツブログ ランニングへ
にほんブログ村