2021金沢マラソン出場記ーまさかの自己ベスト更新!
こんにちは、パセリです。さる10月31日に金沢マラソンに出場しました。
9月の負傷からノーラン、ラン復帰もjogばかり、という直前7週間だったのですが、結果はまさかの
2時間55分49秒(公式の速報)
でした! 本人もびっくりの好タイムで走れた金沢マラソン、それでは振り返っていきましょう!
Contents
1.直前の準備
大会直前の一週間については、こちらの記事で一週間の振り返りとしてまとめてあります。そちらにも記したのですが大会直前だからといって特に調整とかはしていません。たしかに負荷の強い練習は避けますが、できるだけ普段通りを心がけています。
ただ金沢マラソンに向けて初めてやってみたことがあります。それは
6日間の断酒!
です。これまでも大会直前の3日間は断酒していました。無類のビール好きなので、今年3月の2週連続フルマラソンの時にはビールをがまんするのがとてつもないストレスでした。
ただ今回の金沢マラソンに向けては、なんとなく月曜日から断酒を始めて6日間、ビールを飲まないのが当たり前のような感じで過ごせました。
なぜストレスなしで6日間断酒できたのかはわかりません。しかし、この6日間の断酒も自己ベスト更新の大きな要因の一つなのではないかと思っています。
2.大会前日
大会前日は午前中勤務。
京都駅14:10発のサンダーバードで金沢に向かい……
到着!
金沢駅から受付までの動線と感染予防対策もきちんと配慮されていて、もてなしの雰囲気もすばらしくて、もうこの時点でかなり気持ちは高揚してました。
ホテルにチェックインして、体をほぐすために金沢城近辺を5kmほどjog。
金沢城は素敵な場所で、金沢の人たちはランニングコースとして走っていらっしゃるのでしょうか?
この後ホテルに戻り、夕食を食べてシャワーを浴び、翌日の準備をして、SNSをポチポチいじりつつ21:30ごろに寝ることにしました。
当日、結果はどうあれスタートから突っ込んでいこうと決めたのはこのタイミングです。
ところで夕食ですが、セブンの天津飯にひじきの白和えを食べました。走り終えるまでは何もかもをいつも通りにするようにしてます。食事も普段食べないようなものは口にしないようにしてます。
3.当日の朝〜スタートまで
当日の朝は3:30ごろに目が覚めました。一旦起きてセブンで朝食を買い、ホテルに戻って横になって体を休めてました。
6時までに朝食。アジごはんと梅おにぎり。大会当日の朝食も普段通り米中心です。
軽く痛む左のアキレス腱と、腹筋の負傷箇所にテーピングをしてホテルをチェックアウト。歩いてスタート会場に向かいました。
スタート会場で最後の準備。荷物をまとめて預けた後、動的ストレッチをしっかりしたのですが、jogやダッシュなどのアップは時間的にできませんでした。
なおシューズはもちろん、asicsのMETASPEED EDGEです!
4.スタート〜10km
(ここからは公式タイムではなく、手元の計測タイムで振り返ります)
突っ込むと決めたからには突っ込みます。スタートからしばらく下りなのでキロ4分を切るペースで飛ばしていきました。
サブ3に向けて貯金を作るためにキロ4:10かからないよう意識して走りました。
体も軽く、腹筋や左アキレス腱に痛みもなく、快調な滑り出しでした。
5.10km〜20km
金沢マラソンのコースは10km附近からコースの最高地点に向かって登りになります(下の画像は手元計測の高低差です。距離ではなく時間表示でわかりにくく、申し訳ありません)。
一緒に参加した同僚はこの登りで体力を消耗したそうで、どうもここが金沢マラソンの難所のようなのですが……
自分はタイムも体力もそれほどロスすらことなく軽くクリアできました!
これはピッチ180を意識した走り方のおかげです。ピッチ180での走り方を身につけたおかげで、並の登りなら足の回転で勝手に体が登っていくイメージで走れるようになりました。(ピッチ180についての記事はこちら)
逆に登った後の下りでキロ4分を切るペースで走れたので、むしろこの区間で快調に貯金が作れました。
ちょうど同じくらいのペースで走る数人の集団と一緒に走れていたので、少し速めのペースでしたが抑えることなくそのまま走りました。手元の計測だと13km以降4分を切るラップでコンスタントに走れていました。
6.20km〜30km
ハーフまでは順調に走れていました。ネットタイムでの中間点の通過が1時間24分37秒。なんと、ハーフのベストから8秒遅いだけのタイムで通過していました!
ただし、22〜23kmあたりから早くも下半身に疲れを感じていました。無理もありません。夏場以降、距離走は30km走を一度だけ、9月の後半には負傷のため2週間のノーラン期間があり、フルマラソンを最後まで走る体作りができていたとは思えません。
上記の画像を見ても、25kmから徐々にタイムが落ちていることがわかります。
気持ちの上でもそれなりに追い込まれたのですが、1kmごとにラップタイムがそれほど落ちていないことを確認し、なんとか気持ちを奮い立たせていました。
7.30km〜ゴールまで
30km以降、タイムは下がる一方でした。それでもサブ3のためのキロ4:15を目安に、そこまでラップが落ち切っていないと自分に言い聞かせて走っていました。おそらく30km過ぎのどこかでラップが4:30を上回っていたら気持ちが折れてストップしていたと思います。
もうこのあたりからは気力を奮い立たせるというよりも、「一度止まるともう走れない」という恐怖心に近いものに追い立てられてがんばっていたように思います。
37kmからは、初サブ3の時と同じく失速です。公式の記録では40kmからの2.195kmは10:13もかかってしまいました。それにしても30km以降のラップタイム(手元計測)が初のサブ3の時とそっくりで、改めて確認して笑ってしまいました。
8.走り終えて
タイムは冒頭に記した通り2時間55分49秒。3月の自己ベストを2分以上も更新しました。繰り返しになりますが9月・10月と練習不足の状態で臨んだフルマラソンだったので、正直なところここまで足が動くとは思っていませんでした。
やはり初サブ3の時と同様、あまり食欲はなかったのですが……金沢駅で見つけたのが、クラフトビールの店、ORIENTAL BREWING! つい立ち寄って美味しいビールをいただきました!
正式な名前は忘れてしまったのですが、上から順に柑橘系ホップのシトラを用いたビール、自家製栽培のホップを使用したビール、1st IPA、でした。どれもおいしくいただきました。
この店では先客の方から労いの言葉をかけていただいたりもして、ほんとうに気分良く過ごすことができました。おそらく疲れのために無愛想な態度だったのではないかと思いますが、あの時お声がけいただいた方、ありがとうございました。
9.最後に
ほんとうに久しぶりの大規模都市型フルマラソン、前日からその雰囲気を十分に満喫することができました。フルマラソン本番では自己ベスト大幅更新。そして祝杯としておいしいものクラフトビールをいただくこともでき、最高の2日間でした!
ところで反省点なのですが……
上に記した通り、25kmあたりからペースが徐々に落ち始め、必死になって走っていたのですが、走ろうという意識が強すぎたあまりに、ピッチ180をキープする意識が飛んでしまいました。
ピッチ自体は180を保っていたと思うのですが、ピッチを楽に180キープするフォームが崩れていたのではないかなと思います。
もしかして、ピッチ180をしっかり意識してランニングフォームをキープできていたら、ランニングエコノミーも改善されて、タイムももう少しよくなっていたかも、と思っています。
もう一点。当日は金沢14:57発のサンダーバードで京都へ帰ったのですが、もう少し滞在して金沢の街を楽しめばよかったと思います。そう思うくらい素敵な2日間でした。
次は12月12日の青島太平洋マラソンです。まだまだ伸びる!そう信じて今後も鍛錬を積み重ねます!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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