会心のラン! 2021青島太平洋マラソン

2022年5月15日

2021/12/12 aoshimataiheiyou

こんにちはパセリです。2021年12月12日、青島太平洋マラソンを走ってきました。結論から言えば、上の画像の通り、金沢の2時間55分49秒(グロスタイム)からまさかのPB大幅更新でした!

タイトル通り。自分にとってはできる限りのことを全て出し切ることができた、誇れるレースだったと思います。よろしければぜひ最後まで読んでください!、よろしくお願いいたします。

1.青島太平洋マラソンに向けて

そもそも青島太平洋マラソンにエントリーしたきっかけは、

  神戸マラソンの開催再延期です!

神戸マラソンは抽選であるにもかかわらず、今年は走る気まんまんでいました。ところが

  そもそも開催されない……

そこで金沢マラソンにエントリーしつつ、

  「金沢も抽選やしなあ……」

と思ってランネットでフルマラソンの大会を検索していると引っかかったのが青島太平洋マラソン

遠方なので自分の選択肢には入らないと思ったのですが、ところが交通費などいろいろ調べていると、

  「遠方でもいけるやんこれ!」

ということがわかって、勢いエントリーしました。

蛇足ながら、

2021金沢マラソンまで、抽選に当たったことがありませんでした。なので金沢マラソンは外れることが前提でした。金沢マラソンに当選した後も、金沢は10月、青島太平洋は気温の低い12月、フラットなコース、ということで自分にとっては青島太平洋こそが公認コースでサブ3を達成するための本命レースでした。

(結果的には金沢マラソンで初の公認コースサブ3を達成しました。金沢マラソンの詳細についてはこちらをお読みください!)

2.本番へ向けて

直前一週間、どんなランニングをしたかはこちらにまとめております。お読みいただけると幸いです。

前日は安い宿を求めて日南市に宿泊したのですが……

  遠い……

宮崎ー日南って結構距離があります。というか、日南の宿泊先でチェックインする際に言われたのが、

  「今日ってスポーツウェアを着た人が多いんですけどなんかあるんですか?」

なんで京都から宮崎に行った自分が、宮崎県内の人に青島太平洋マラソンの実施を説明せなあかんのか、とは思いませんでしたが、「えっ」と思ったのは事実です。

それはさておき、金沢の直前6日間と同様断酒を行いました。ただ、フルマラソン本番前の一週間、けっこう仕事もハードなのに調子に乗って負荷の強い練習をしてしまったので少し不安ではありました。

前日の夕食はすき家の牛丼と豚汁とサラダを食べました。金沢の前日はなかなか寝付けず、当日の朝もかなり早く目が覚めてしまいましたが、この日はしっかり眠ることができました。6時までにコンビニのおにぎりと味噌汁で朝食を済ませて現地へ向かいました。

金沢マラソンについての記事でも触れましたが、フルマラソンを終えるまではできるだけ普段通りの生活を心がけています。遠方に来たからといって普段口にしないようなごちそうを食べることはありません。

3.当日の目標

既に述べた通り、公認コースサブ3の本命レースなので目標は自己ベスト、2時間55分をグロスタイムで切ることでした。そのために

  できるだけキロ4分ペースをキープ

して走ろうと思いました。もっと具体的に言えば、自分がサブ3を達成した3月のなにわ淀川マラソン、10月の金沢マラソン、どちらも30kmから少しずつタイムが落ち始めて、37km以降失速していました。

この失速をなるべく最小限にとどめるだけで十分自己ベストは達成できるはずです。そのために意識したのが適正なランニングフォームで走り続けること、具体的には

  ・背筋をしっかり伸ばし、ピッチ180をキープする

  ・あごを上げず、しっかり前をみて走る

上の2点を守ることができればランニングエコノミーがより良くなり、終盤の失速を抑えられるのではないか、と考えました。

ただ当日の天気予報、最高気温が19度でした(実際には20.2度まで上がったみたいです)。暑いとバテてしまうのでどうなるか、嫌な予感がしていました。

気温のことを考えて、給水は必ず取ることにしました。

では、レースを振り返っていきましょう!

4.スタートから10km

(ここからのタイムは全て公式ではなく手元の計測になります)

2021 1212 start-10km

上の画像の通り、最初の1kmに約5分かかっています。これはゆっくり入ったということではありません。青島太平洋マラソンは広い広い総合運動公園内のサンマリンスタジアム外周がスタート・ゴールなのですが、そこから公園の外に出るまでのコースの幅がそんなに広くありません。公園の外に出るまで大勢のランナーに囲まれてゆっくり走らざるをえませんでした(無茶に飛ばすのは接触・転倒の恐れがあり、厳禁です!)。

正直な話キロ4分ペースで走りたいはずなのに、最初の1kmでいきなり1分余分にかかってしまいました。終盤の失速を抑えるというのはあくまで願望で自信はありません。1km過ぎた時点でこの1分を回復する見込みが立たなかったので、既に自己ベスト更新は実は諦めていました

6km・7kmのラップタイムも6〜7秒目標タイムをオーバーしています。1分回復したいのにむしろ目標タイムから遅れているので、わずか数秒とは言えないロスをしてしまいました。

ところがおそらくこの辺りで、九州大学トライアスロンクラブのTシャツを着た2人組に抜かれました。この2人組がいいペースで走っていたのでついていくことにしました。

これが良かったのです。おかげでキロ4分ペースに戻すことができました

5.10km〜20km

2021 1212 10km-20km

というわけで、九州大学トライアスロンクラブの2人組に引っ張ってもらってペースが回復した、と上で述べましたが……

回復どころではありません。キロ3:55を切るペースで走っています

正直なところびっくりです。こんなペースで走り続けて果たしてフルマラソン走り切れるのか不安になるほどです。

ただ呼吸も身体も無理がかかっている様子はなく、このままのペースで走ることにしました。

いつの間にか九州大学トライアスロンクラブの2人組は置いてけぼりにしてしまいました。既にこの区間からスピードが落ち始めたランナーさんも多く、前のランナーの背中を目標に走っていました。

このキロ4分切るペースで走り続けることが、吉と出るか凶と出るか……

6.20km〜30km

2021 1212 20km-30km

宮崎市内から総合運動公園へ戻るバイパス区間になります。行きは疲れもなく、大会出場の高揚感もあって楽しく走れるのですが、そろそろ疲れの出る20km以降で景色の変化が少ない直線をひたすら走り続けるのはなかなか苦痛に感じるランナーさんも多いのではないでしょうか?

加えて、天気予報通り気温も上がってきました。行きは気にならなかった横風も気になり始めました。

ただ、暑さと風は気になるものの金沢マラソンの時には22kmくらいから感じていた下半身の疲れがありませんでした。やはりしっかりと前を見て、ペースが落ちたランナーさんをターゲットにして一人一人追い抜くことで自分のペースを維持していました。

7.30km〜37km

2021 1212 30km-37k

運動公園内を通ってトロピカルロードの折り返しまでの区間です。流石に疲れてきました。タイムも少し落ちています。それでもしっかりピッチ180のランニングフォームをキープして、タイムの落ちを最小限にとどめて前に進んでいたと思います。

が、ここで今回の青島太平洋マラソン最大の失敗をやらかしました。確かちょうど35km地点付近だったと思います。すれ違いのトップランナーさんの一人がこちらにサインを送っていました……

  ゆとりーさんではないですか!

FalconsRCのTシャツで走っていた自分にしっかり気づいてくださいました。なのに自分はすれ違う直前まで気づくことができずお声がけができませんでした……なんという大失態

それにしても、自分自身のレースに集中しながら周囲やすれ違いのランナーをしっかり目配りすることのできるゆとりーさんにはびっくりしました。やはり、高校や大学の陸上部で高いレベルで練習してきた方は、自分のランだけに集中するのではなく、周囲のランナーさんにも気を配れるようになっていらっしゃるのでしょう。敬服の念を禁じえません。

8.37km〜ゴールまで

2021 1212 37km-goal

改めて、こちらが金沢マラソンの記事になります。ぜひ見比べていただきたいのですが、金沢マラソンの37km以降と比較してタイムの落ち方がかなり改善されています。

とはいえ、当たり前ですが快調に走っていたわけではありません。

37kmでトロピカルロードを折り返し、青島付近の海岸沿いを運動公園に向けて折り返す区間になりますが……

  向かい風がひどい……

12月にしては高い気温で、海岸にはサーフィンを楽しむ方々が大勢いらっしゃって、マラソンを走っているのでなければほんとうにいい観光スポットだと思うのですが、

  それどころじゃない!

ひどい向かい風で、しっかり進む意志を持たないと挫けてしまいそうでした。おまけに目標にできそうなランナーさんの背中もなく、とにかく37kmからの海岸沿いの区間は意志を強く持って前に進むことだけを考えました。

それでも、40km手前、青島ビーチを離れる軽い登りになっている地点、

  登りと強い向かい風のコンボで全ての体力を持っていかれてしまいました。

40km以降はとにかくピッチ180だけを意識しました。今タイムを見返して、キロ4:30を切っていたのが信じられないくらい疲れ切っていました。

ようやく視界にサンマリンスタジアムが目に入り、外周に入ってからゴールまでのわずか数百メートルの長かったこと!

こうして自分の2021年青島太平洋マラソンの幕は閉じました。

9.走り終わって

改めて開催に関わってくださった全ての方々に深甚の感謝の意を表したいと思います。

特に、青島太平洋マラソンを走った多くのランナーさんが言っていらっしゃることですが、

  高校生ボランティアのホスピタリティが半端なく素晴らしい!

金沢マラソンとは違った形で温かいおもてなしを受けることのできた大会でした。

さて、改めてレースを振り返ってみると、

30km以降の失速を最小限にとどめるという目標はしっかり達成できたのではないかと思います。というよりも、最初の1kmを除いて、手元の計測でキロ4:30を上回るラップは一度もありませんでした。

37km以降はまだまだ改善の余地がありそうです。でも、25km以降でもキロ4分を切るラップを出せたこと、30km〜37kmでもほぼキロ4:10を切って走れたことは、当面の課題がクリアできた証だと自己評価しています。

ですので、タイトルを

  会心のラン!

とすることにしました。

もちろんまだまだ自分のランに改善の余地はあると思います。課題を意識して練習すればもう少しいいタイムを出せるのではないかとも思っています。

ここまできたらアラフィフでの2時間50分切りを目指してみようと思います!

最後に、宮崎駅前の居酒屋?で食べた炭火もも焼きの画像で締めくくることにします。ところで、その店でだし巻き卵も注文したのですが、出てきたのはたぶんただの卵焼きでした。いや、あれをだし巻き卵とは言わんやろ。

2021 1212 chushoku

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