奈良マラソン2024出走記ー後編
こんにちはパセリです。2024年12月8日、奈良マラソンを走ってきました。大会当日朝までの振り返りを前編として、今回はスタート以後を振り返ります。よろしければぜひお読みください!
(前編はこちら!)
Contents
当日のレースプラン
レースプランとか格好いい小見出しにしましたが……自分にとってのレースプランは、
キロ4で押して後は粘る!
しかありません。
ただし、奈良マラソンが関西屈指の難コースだという予備知識はもちろんあります。ですのでこの日は翌年2月の別大に向けて、ハードなロング走をこなすという意味合いで走る予定でした。
タイムで言えば、ゆとりのある前半をキロ4で走りつつ、後半のアップダウンで失速することを織り込んで2時間55分前後でゴールする、というものでした。後半のアップダウンが想定以上であっても何とかサブ3を死守する、というイメージを思い描いていました。
ちなみに補給食はマグオンのレモン味を3つ、12kmごとに摂る予定で、これもいつも通りです。
当日のギア
ウェアは2×Uのシングレットとハーフタイツ。当日は急に寒くなったのでアームカバーとレッグカバーも身につけました。それらも2×Uです。
シューズはASICSのMETASPEED EDGE+で靴下はASICSの5本指ソックスでした(この5本指ソックスは別に触れることになります)。
スタート〜5km
(以下、画像は全て手元の計測です。)
それではフルマラソンを振り返っていきましょう!
ロートフィールド脇の公道からスタート! ロートフィールドから奈良市街地へ下っていきます。この時点で、「ラストこの坂を登るのか……」と若干萎えました。そして、下りは無理せずペースを上げるつもりだったのに、キロ4を数秒オーバーしていました。
さらに、なぜかすねの筋肉に張りを感じます。もちろんそのまま走り続けましたが、この時点では後半の大幅失速を予想していました。
大宮通りを西に向かい、朱雀門を過ぎたところを折り返すと5kmです。
公式の通過タイムは20:15。
5km〜10km
大宮通りを今度は西へ。なだらかな登り、近鉄奈良駅を過ぎた辺りから少し勾配が急になります。まだまだ始まったばかりなので、無理せずリズムに乗ってこの登りをクリアしていきます。
奈良公園内で南へ進路をかえて10km地点。上記のすねの張りはいつのまにか感じなくなっていました。
5km〜10kmの公式ラップタイムは20:12。
10km〜15km
天理街道を南下するこの区間。たんたんと進んでいきます。いつも通り12kmで補給食を摂ります。
13km手前くらいだったでしょうか、日差しが強くなってきて少し暑いと感じたので手袋を外しました。それ以外、特筆すべきことはありません。
10km〜15kmの公式ラップタイムは19:30。タイムにも現れているように、確かにこの区間は快調に走ることができました。
15km〜20km
15kmを過ぎてしばらくすると左折して、いよいよ最初の激坂に向かいます。平坦であろうが登りであろうが、ピッチを変えずたんたんと進んでいきます。
そんなわけで最初の激坂はそれほど力を使わずにクリア。下りは無理にブレーキをかけないで足任せのペースで走りました。
白川大橋手前で20km。
15km〜20kmの公式ラップタイムは20:18。
20km〜25km
白川大橋を過ぎると急な下り。その後もしばらく下り基調になります。22km過ぎで向きを変えて天理教会方面に向かいます。
いつもの24kmではなく25kmで補給食を摂りました。理由は……単に忘れていただけです😅
20km〜25kmの公式ラップタイムは19:40。
25km〜30km
25kmを過ぎるといよいよ天理教会本部へ向かいます。ある意味奈良マラソンの一つのクライマックスです。
が、本部へ向かう前から叫び声が! そう、奈良マラソンの名物(と言ってもいいと思います)、有森さんの、ランナーへの励ましの叫び声でした!
自分のような軟弱ランナーにもお声がけいただき、手をあわせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます!
天理協会本部を過ぎたあたり、風の強さが気になるようになりました。そのせいで指先に冷えを感じたので外した手袋を先ほど下ったコースを登ることになります。
同じく天理協会本部を過ぎた27km〜28kmくらいから急にCOROSのオートラップと走路の距離表示のずれが大きくなりました。これ以降はCOROSのオートラップではなく走路の距離表示でおおよそのペースを確認しました。
29km手前くらいから復路の急な登りが始まります。いよいよ奈良マラソンの厳しさに対峙することになります。
25km〜30kmの公式ラップタイムは20:57。
30km〜35km
29km手前から始まった登りの途中で30km。ここの登りがおそらく奈良マラソンで一番の急勾配だと思います。正確な数値は分かりませんが、COROSのデータを見るとペースも4:40/kmくらいにまで落ちていたようです。
ただ、ここまで後半の登りに備えたランができていたからでしょうか、苦しいことは苦しいものの、そこまで体感的な負担を感じることなくこの登りをクリアすることができました。
登った後は下り。往路と同じように足任せで下っていきます。高樋町でスライド区間が終わります。ここからも小さなアップダウンがあって、疲れた身体にどんどんダメージが蓄積していきます。
30km〜35kmの公式ラップタイムは20:33。
35km〜40km
35kmを地点で予定より早めに3度目の補給食を摂りました。
36kmを過ぎたところでランナーを迎えるのがあの有名な
デイリーの坂!
かなりの勾配で急減速を強いられます。ここで力を尽くしてこの激坂をクリアしていきます。ただし、このデイリーの坂、距離で言えばほんの数百メートルで29kmからの登りに比べるとあっという間に終わります。確実にダメージは蓄積されたものの、前評判ほどの苦しみを感じることもなくデイリーの坂をクリアしました。
デイリーの坂をクリアした後もちょっとしたアップダウンがあってさすがにこのあたりで疲労感が強くなってきます。ようやく奈良公園に戻ってきました。ここまで来ると後少し、ゴールまで走りきるだけの力は残ってそうだと考えて、39km付近の最後の吸水は取らずにゴールに向かいました。
35km〜40kmの公式ラップタイムは20:51。
40km〜ゴール
40kmで焼門前を左折、しばらく走って法蓮佐保橋を右折し、残るのはスタート/ゴール地点の鴻ノ池運動公園へ向かう登りだけです。29kmからの登りのように長いわけでも、デイリー坂のように勾配が急なわけでもありませんが、ここにきてのこの登りをここまでと同じスピードで登っていく力がもうありませんでした。とにかく残る力を振り絞り、足を止めずに登るだけで精一杯でした。
ようやく登りが終わり、運動公園内に入ってもスピードを上げることができず、何とかフィニッシュラインまで走り続けることができました。
最後の2.195kmの公式タイムは9:25。今このタイムを振り返っても、よくあの登りをサブ3前後のペースで走ることができたと思わずにはいられません。
リザルト
結果は上記の画像の通り、
2:51:41
でした! 今年の別大に次ぐ、セカンドベストのタイムです。そして順位は、年代別で7位、総合で97位、年代別は一桁、総合も二桁の順位でフィニッシュすることができました。順位に特段のこだわりはありませんが、いい順位だとやはり気分もよくなります。
冒頭に記したように、よくて2:55:00くらい、何とかサブ3死守できれば、と思っていたので、こんなにいいタイムでフィニッシュできるとは思ってもいませんでした。
関西屈指の難コースと呼び声も高い奈良マラソンのコースを好タイムで走ることができたのは自信になります。2025年2月の別大に向けていい結果になったと思います。
それでは奈良マラソン2024の振り返りはいったんここまでといたします。ちょっとしたこぼれ話などを別にまとめてみる予定です。
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