COROS PACE3とGARMIN ForeAthlete245を比較してみた
*11/9追記あります!
こんにちはパセリです。
COROS PACE3を購入して3か月が経ちました。そこで、今更なのですがそれまで使用していたGARMIN ForeAthlete245Music(以下Fa245)と使用感を比較してみました。
注意! この記事はCOROSとGARMINの同スペックのモデルの比較ではありません! あくまでCOROSの最新モデルをそれまで使用していた古いGARMIN(5年前に購入)のモデルとの比較になります。その点を踏まえた上でお読みいただけると幸いです。
COROS PACE3を購入した経緯はこちら!
価格
PACE3が¥33,000、Fa245が¥43,750。ちなみにPACE3購入時に比較検討したGARMINのForerunner265が¥62,800、165が¥39,800。
自分がPACE3に乗り換えた理由がこの価格差です。GARMINと比較してのこの安さは大きな魅力です。
サイズ
公式によれば、サイズはFa245が42.3×42.3×12.2(mm)、PACE3が41.9×41.9×11.7(mm)。画面はどちらも1.2インチ(PACE3は単位が「型」)、ちなみに解像度もどちらも240×240です。
よくわからないのが重量で、Fa245が38.5g、PACE3が39g(シリコンバンド装着時)とされていますが、着用して比較した体感では、
明らかにPACE3の方が軽い!
Fa245を使用していたときに重いと思ったことは一度もないですが、同時に両手首に着用してみるとFa245を巻いた手首には重みがあります。
繰り返しになりますが、Fa245の重量に問題があるとは思えません。しかし、PACE3のこの体感的な軽さは大きな魅力だと思われます。
稼働時間
公式ではFa245はスマートウォッチモード最大7日間、GPS+音楽モード最大6日間、GPS+音楽なし最大22時間、PACE3は日常使用17日間、GPSは標準フルで38時間、全システムオンで25時間、二周波オンで15時間、音楽ありならそれぞれ10時間、9時間、7時間、となっています。
Fa245は購入してから4年経過しており、1日に1時間から長くて2時間程度、音楽なしで使用して2日に1回充電していました。
一方PACE3はFa245同様の使用の仕方で、数日間充電の必要がありません。このPACE3の稼働時間の長さは大きなメリットとしてすでに広く喧伝されていますが、間違いなくPACE3のウリの一つです。
自分にとっては数日充電しないので、そもそも充電そのものを忘れてしまい、ランニング前に充電容量が少なくなっていて慌てることがあるくらいです。それでも20%ほど残っていれば数時間アクティビティが可能です。
稼働時間についてはPACE3の圧勝と言わざるを得ません。
ボタン
Fa245は右に2つ、左に3つ、合計5つのプッシュボタン、PACE3は右上にデジタルボタン、右下にバックボタン、となっています。
ボタンが5つに対しボタン2つと、こう書くとPACE3の方が良さそうなんですが……
自分にとってはボタンの数が多くてもプッシュだけで操作できる245Mの方が使い勝手が良いと感じます。
PACE3のデジタルボタンはプッシュと回転の2つのアクションで操作します。そのため、プッシュする際に力の加減によって回転を感知してしまい、思い通りの操作ができないことがたまにあります。
また、デジタルボタンが回転を感知するためか、タッチパネルが何かを感知するためか、アクティビティ中に画面が切り替わってしまうこともあり、自分にとってはこれもストレスを感じる点です。
ということで、ボタンの使い勝手については、自分にとってはFa245の方がいいと感じます。
GPS
アクティビティを始めるときのGPSの検出の速さはPACE3の方が圧倒的に速いです。Fa245は検出までにしばらく待つ必要がありましたが、PACE3はほんの数秒です。
ただ、PACE3はGPSと同時に心拍数も検出するのですが、日常トラッキングで心拍を計測しているはずなのに、なぜアクティビティ前にあらためて検出するのか、が謎ですね。別に特段の不便を感じるわけではありませんが。
次にGPSの制度ですが、Fa245を大会で使用した際、大会の距離表示と比べて1kmごとのオートラップを少し早めに計測することが多く、大会ではオートラップ機能をオフにして自分で1kmごとのラップを計測していました。過去のデータを見比べてもフルマラソンであれば実際よりも数百メートルほど多めに距離を計測しています。
一方PACE3ですが、大会で使用したのはまだ1回、7月21日のサフォークランド士別ハーフマラソンのみ、その時の計測結果は下の画像の通りです。
誤差は数十メートル。この日はオートラップで走ったのですが、最初の数kmこそずれがあったものの、おおむね大会の距離表示と一致していました。
と、このようにまとめてみるとGPSの精度についてもPACE3の方が良さそうなのですが、トラック練習では下の画像の通りです。
トラック練習ではオートラップを400mに設定しているのですが(Fa245の初期設定が400mだったのでそれに合わせています)、1周目のオートラップが必ずゴールラインよりも10mほど早くラップを計測します。
2周目のラップはゴールラインをやや過ぎたあたりで計測、そこからはほぼ正確に1周ごとにラップを計測します。つまり1周目と2周目の計測が明らかにおかしいのです。
なお、Fa245ではこのようなことは全くありませんでした。自分はトラックでの練習の時には1周ごとにタイムを確認するので、最初の1周が不正確なのはものすごくストレスが溜まります。
アプリ
購入時の記事でも触れたように、COROSアプリはサードパーティとの連携が充実していないこと、シューズの走行距離の管理ができないことが大きな不満点です。
追記1 2024年10月のアップデートでギア(シューズ・バイク)の管理機能が追加されました!
が!
それ以上の不満点は、過去のアクティビティの閲覧です。GARMINのアプリ、GARMIN Connectでは、週・月・年単位で過去のアクティビティを振り返ることができるので、自分が確認したいアクティビティに簡単にアクセスできます。
ところが、COROSのアプリでは過去のアプリは画面のスクロールでしかアクセスできません。例えば上記、2024年7月15日のサフォークランド士別ハーフマラソンのデータにアクセスするだけでも、たった2か月弱前のアクティビティなのにかなり画面のスクロールが必要で、これが数年前の大会のデータを振り返りたい、となるとげっそりする、というのが正直な感想です。
追記2 「アクティビティ」タブの「20○○年○月」という表記をタップすると当該月のデータに瞬時にアクセスできました。使用して数ヶ月、全く気づきませんでした……お恥ずかしい。
後発のCOROSなら、もう少し操作性の良いアプリを作ることができたのではないか、と思うのですが、今後のアップデートに期待したいです。
最後に
ここまで、自分の気づいた点についてPACE3とFa245を比較してきました。自分の結論としては、
やはりGARMINには老舗としての一日の長がある
ということです。
Fa245に対してPACE3が明らかにアドバンテージがある、と言えるのは価格と軽さ、そしてGPS検出スピードの速さです。
しかし、Fa245は5年前の購入で、GARMINの最新機種も軽さやGPSの検出についてはアップデートされていることと思われます。
とすれば、COROSは後発組としてまだまだGARMINは及ばない、と言わざるを得ないのではないでしょうか。少なくとも現状のままなら、自分にとってCOROSを購入する理由は、GARMINを圧倒する価格の安さ、しかありません。
正直なところ、次の買い替えではGARMINに戻る可能性も高いと思っています。
ところで、充電が不安定になったFa245ですが、PACE3購入後しばらくはちゃんと充電できていたのですが、それから2か月が経ち、ついに全く充電できなくなりました。5年間フル稼働してくれてものすごく感謝しています。
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