サブ3前夜4 転機その1

2021年8月15日

1.転職

早速結論から言うと、2009年の4月に転職し、職場が京都になりました。

これが自分にとって大きな転機になりました。

前職場も長居に近く、ともにランニングを楽しむ同僚がいて、ランニングしやすい職場ではあったのは間違いありません(今もその認識は変わっていません)。ただ結果的には、転職がサブ3に向けての大きな転機になったことは間違いないと思っています。

2.まず距離が伸びた

転職後の職場は賀茂川に近くて、その河川敷を走るのが自分にとっては快適でした。

裏返すと、周回コースで同じ景色を何度もみながら走るのが自分はものすごく苦痛だったのです。加えて、いつも全力で走るしか能がないので、周回コースでは一周一区切りで脳内の走るスイッチが切れてしまったりもしていました。

転職前、長居の周回コースでは短くて3km(一周ちょっと)、長くても8kmちょっと(三周程度)と言う距離しか走れなかった自分が、賀茂川の河川敷で、コンスタントに7km走れるように、そして調子がよければ10km以上走れるようになりました。

さらっと書きましたが、10km走るというのは、少なくとも自分にとってはかなり高いハードルで、京都の職場に転職していないと、今でも10km走れてないんじゃないかと思うほど、賀茂川の河川敷(とそこを走れた現職場)には感謝しています。

3.自分と同じくランニングを楽しむ人たちの存在

そして、新しい職場にはがっつりランニングに取り組んでいる人が複数いらっしゃいました(今もいらっしゃいます)。

前職場にも走っている人はそれなりにいて、一緒にリレーマラソンに出場したりもしていたのですが(今もご一緒させていただいています)、基本的にみなさんそこそこの距離を楽しく走るファンランの方々だったので、自分もそれに合わせてそこそこの距離を走るだけで満足していました。

現職場のランナーさんはハーフやフル、そしてウルトラマラソンにも出場経験のある方々で、上記の通り、長く走れるコースが職場のそばにあることもあって、自分の走行距離も自然と長くなっていきました。

現職場のランナーさんとは、一緒に走るわけではないのですが、「今日は何キロ?」が挨拶がわりになっていてお互い楽しく走れているんじゃないかな、と思っています。

4.心境の変化

心境の変化というと大げさですが、転職前の自分にとってのランニングはちょっとした運動の位置付けだったので、そんなに長い距離をがっつり走ろうという発想はあまり持っていませんでした。

先述の通り、時々体がなまらない程度に走って、年に数回リレーマラソンのようなイベントに参加できればそれで満足だったんです。

そんな自分に対して現職場のランナーさんはハーフマラソンやフルマラソンに挑戦するよう頻繁に声をかけてくださったのです。

長く走っても10km程度の自分にとってハーフは別世界、ましてフルなんて想像もつかない世界だったのですが、何度もお声がけいただくうちに少しずつその気になっていきました。

こんな感じで、2009年の転職を機に自分を取り巻くランニング環境、そして自分自身のランニングに対する意識が大きく変わりました。実際には意識が変わっただけで実際の走行距離はそこまで長くなかったのですが、2009年の秋、初めてハーフマラソンに挑戦することになります。初ハーフ挑戦はまた次の記事ということにいたします。