北海道マラソン2023完走記(中編)
こんにちはパセリです。この記事は2023年8月の北海道マラソンの中編、スタートからゴールまでをまとめたものになります。よろしければぜひ最後までお付き合いください!
前編はこちら!
当日の天気(予報)
それではいよいよ北海道マラソンスタート! の前に、当日の天候などの情報です。
当日の予報は曇り時々雨、最高気温は29℃。雨は11時ごろから降り始めるということでした。が、スタート地点に立った時点では快晴と言ってもいいような空模様。スタート地点から見えるビルに気温が表示されていましたが、すでに30℃と表示されていました。
なお目標は4:30/kmペースで走って3時間10分前後でゴールすることです。
スタート〜5km
(以下、タイムはコース上の距離表示に基づく手元での手動計測です)
北海道マラソンのコースは5kmまでがなだらかな登りになります。抑え気味にスタートしたつもりですが、画像の通り最初の3kmは想定よりもかなり速いペースになってしまいました。気温が高いためか決して楽な感じはなかったのですが、白石・藻岩通の登りでペースダウンすることもなく5kmを通過しました。
5kmの公式の通過タイムは21:49(21:37)
5km〜10km
平岸通りに入って、雨予報のはずが雲もなく強い日差しが容赦なく照り付けてきます。自分は道路の右に寄ってできるだけビルの影に入るように走りました。そのせいで6kmの距離表示を見落としてしまいましたが。
5kmを過ぎて初めての給水。フルマラソンでは必ず給水を取るようにしていますが、とりわけこの日はしっかり水を摂取するだけでなく頭や首筋にも水をかけて体感温度を下げることを心がけました。ただ、本当に文字通り焼け石に水状態でせっかく水をかけてもほんの気休め程度の効果しかありませんでした。
9km手前から創成トンネル。日差しがなくなって走りやすいかと思ったのですが……
蒸し暑い……
むしろ空気の流れがなく全く涼しさを感じることができませんでした。何とか不快指数MAXのトンネルを走り切って外に出ると今度はまた強い日差し。この5kmでかなり体力を削られたと思います。
10kmの公式の通過タイムは43:15(21:26)
10〜15km
10kmまでの区間に引き続き、この区間でも日差しは強く、どんどん体力は削られていきます。おまけに自分にしては珍しく、左足の小指が痛くなり始めました。しばらく我慢して走ったのですが、おそらく14.5kmくらいで一度止まって小指の状態を確認しました。何かゴミが靴の中に入って悪さをしているのかと思ったのですが、特に何もありません。やむを得ず何もせずそのまままた走り始めました。
走り終わった後見てみると珍しく血マメができていました。ただ幸いなことに、その痛みはそれ以上強くなることもなく走り続けることができました。
15kmの公式の通過タイムは1:06:33(23:18)
15〜20km
(なぜか19km地点でのラップが取れていません)
暑さのためペースが上がりません。おそらくは7月の練習不足のため、このあたりですでにかなりの疲労感があり、加えて上記の通り左足小指の痛みもあり、DNFも頭をよぎりました。
ですが、左足小指の痛みは徐々に気にならなくなっていきます。とりあえず惰性で足を動かし続けました。そして、20km手前で新川通に入ります。
20kmの公式通過タイムは1:28:49(22:16)
20〜25km
新川通に入って20kmを過ぎました。このあたりになると空の雲が厚くなり、日差しがかなり弱くなりました。ラップタイムを確認するとこのあたりから1kmあたり4:30以上かかっておりスピードが落ち始めているのですが、日差しが弱まった分、体感的な辛さはかなりマシになっていました。
ところで、北海道マラソンといえばランナーサポートエリアの雪の配布! 暑さ対策のためにも雪玉は必ず受け取ろうと思っていたのですが……
25km手前のランナーサポートエリア、全く気づかず通り過ぎてしまっていました……
コース脇にあんな大勢のスタッフのいるエリアになぜ気づかなかったのか、今思い起こしても全くわけがわかりません。
何はともあれ、25kmまで走りました。すでに中間点は過ぎました。このあたりで、もしかしたら最後まで走り切れるかも? と頭の中がポジティブな発想に切り替わったと思います。
25kmの公式通過タイムは1:51:39(22:50)
25〜30km
25kmを過ぎ、新川通の折り返し地点のバルーンが視界に入るようになりました。そして折り返し地点を過ぎると、待ちわびていた恵みの雨! それもかなり強い雨。ふだん雨の日は走らない軟弱ランナーですが、この日は雨がこれほど嬉しいものかと思いながら走っていました。
一方、このあたりからスピードの落ちたランナーさんが目立ちはじめます(応援Naviで確認すると。実際には15km以降一貫して順位は上がり続けていました)。雨で体感気温が下がったことに加えて、落ちてくるランナーさんの背中が目標になって心理的にかなり走りやすく感じました。タイムを確認しても、1kmあたり4:30前後のペースをキープできていたようです。
30kmの正式通過タイムは2:14:24(22:45)
30〜35km
さすがに30kmを過ぎてペースが落ちました。それでもここまでくると残りは日常的に走っている距離。あとはしっかり1kmずつ前へ前へと進むだけです。
ところで、33kmを少し過ぎたあたり、新琴似2条通から琴似・栄町通へ右折するとスライドしている多くのランナーさんからの大歓声が。
後ろから東京パラリンピック金メダリストの道下美里選手にあっというまに抜き去られました。もうスピード感が全然違っていて、どんどん背中が小さくなっていきました。30kmを過ぎてもあのペースで走ることができるとは、さすがトップアスリートです(道下選手は3時間9分54秒でゴール)。
35kmの公式通過タイムは2:37:45(23:21)
35km〜ゴール
35kmを過ぎ、疲れもピークになってペースは落ちる一方です。とはいえ、1km毎のラップタイムを確認するたびに、思っているほど落ち切ってはいない、と自分に言い聞かせて足を動かしました。
38kmを過ぎて北海道大学の構内へ。テレビで見た東京オリンピックのランナーと同じコースを走っている実感が湧いてきます。わずか数kmですが、木々の間を気持ちよく走ることできる区間でした。
41km手前で北海道大学に別れを告げます。もう残り2kmを切っています。ここまでくると周囲にいるランナーさんに勝手に同志としての親近感を覚えて、体がどんどん前に進んでいきます。北海道庁を過ぎ、ゴール手前の最後のコーナーを曲がると、
東京オリンピックでテレビ観戦したあの最後の直線と同じ光景が!
この最後の数百メートルを全力で駆け抜けてゴールしました。
前編の冒頭でも記しましたが改めて、公式のゴールタイムは3時間11分25秒。冒頭に記したようにあわよくば3時間10分を切りたい、と思っていましたが、さすがに7月練習不足の身で、気温30℃の夏の大会はそこまで甘くはありませんでした。
とはいえ、いつもフルマラソンを走り終えて思うことですが、フルマラソンは完走者全員が勝者です。ありがたいことに今回のこの北海道マラソンも最後まで走り切ることができました。大会主催者、ボランティアのみなさま、そしてともに走ったすべてのランナーさんに深甚の感謝の意を表して、この記事の締めくくりといたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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